鉄骨階段の塗装、踊り場が錆びてボロボロでした。サビは剥がさなないと塗装が長持ちしません。

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新潟市で塗装工事をしています新創株式会社です。

この現場はかわいそうにボロボロにサビてしまった鉄骨階段の踊場です。

お客さんから

「塗装してください」と声を掛けて頂いたのはいいのですが錆びてすごかったです。

通常表面を削るなどし、錆びの表面を落としてから塗装するのですが、この鉄骨階段の踊り場は、表面が錆びて鉄が剥がれていました。普通の剥がし方では時間がかかってしまうのでジェットタガネを使い錆を落としました。

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ここまで錆びてしまった鉄の塗装は、この表面を剥ぐ作業がとても大切です。表面に剥げやすい錆を残してしまうと塗装してもそこから早く腐食が始まり錆びてきます。鉄の塗装は錆を剥ぐ事が重要なのです。

ジエットタガネで作業している動画です。


錆を剥いだら剥がれた鉄で袋いっぱいになりました



これほど錆が出るとは思ってもいませんでした。ジェットタガネでの作業は振動がすごく、踊り場に穴が空いてしまうのではと思った位たくさん錆が取れました。

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さびを剥いだら塗装です、3回塗って仕上げていきます。

工程1 錆止め塗料

工程2 シリコン塗料

工程3 シリコン塗料

このような順番で塗料を塗りました。

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塗っているのは錆止めです。新創では、グレー色を使っています。

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手摺も塗りました。

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鉄骨階段の塗装はこのような手順で行いました。


錆止めを塗らないで塗装した場合と、塗った場合の違いだけ説明いたします。


錆の発生原理から説明しないといけませんが、自然界には鉄が酸化鉄の状態(鉄鉱石)で存在しています。それを還元処理させて鉄にして製品にしているわけですが、水と空気が着くことで酸化鉄に戻ろうとする現象が錆びです。錆止めと言うのはこの酸化現象に必要な水と空気から鉄を遮断することで錆させないようにするものです。ですから、錆止め塗装を行わないで上塗り塗装をすると、通常の上塗り塗料は密着性も空気と水の遮断性も錆止め塗料より低いので、そう長く経たないうちに錆が進行しはじめ、酸化し体積が大きくなった錆によって膨らみ塗料はハガレ始めます。

見た目の違いは、錆止め塗料は粒子が少し大きいので表面の凸凹をほんの少し埋めるような働きがありますので、錆止め塗料を塗らないで直に塗料を塗った場合より表面が滑らかで肉厚な雰囲気となります。

1年後にサビが出てきたりするのは、錆止め塗装を行っていないか、行ったとしても防錆力の低い錆止めを使用したかなどが考えられます。錆落としも、錆止めも、していないとすぐの腐食は始まります。
余談となりますが、よく「錆を全部キレイに落とし、それから錆止めをする。」と書かれていますが、鋼材の厚みや形状などから現実的には全て落とす事が出来ない場合も多く、その場合は完全に酸化している部分を落とし、その上に錆止めを行う事となりますが、その場合は防錆力のある塗料でないと長くは持ちません。正直なところ、一度ひどく錆びてしまった鋼板は強力に錆を止めることは難しく、いずれ錆が再発してしまうのは仕方がありません。それでも、出来るだけ錆の発生を抑えるために様々な塗料が開発されていますが、私の感じるところでは2液エポキシ樹脂錆止めが現在入手可能な中では大変良い結果をもたらしています。


錆びる前に塗装することをお勧めいたします。その方が長持ちしますので早めの塗装が良いですね。